安全ベルト。

母屋の壁にハシゴを立てかけ準備をしていると、お向かいが声がかかった。
「ハシゴが滑ると危ない」という話から始まって、漆喰を塗って修理するというと驚いていた。
ボクは、「時間はかかるが、暇に任せて」などと答えた。
補修について、色々なことが話題になったが、一番の関心は安全性の問題だった。
　　
面積は小さいが漆喰は厚塗りができないこと、乾燥に時間がかかる。
だから、ハシゴは足元、中間、最上部で固定した。
　　
夕方、お向かいが来宅した。
手に、安全ベルトを持って。
ボクはお礼を言い、きのう購入したことを伝えた。
彼は、「何もかも、用意万端ですね」と言ってくれた。
　　
本番は明日から。
ハシゴは固定したもの、最上部まで登ると危険を感じる。
最後まで緊張感を持ち続けることが大事。
先は長いので。